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Proxmoxの残骸でUbuntu Serverがインストールできないときの対処法|LVMを削除してディスクを初期化する手順

pesche
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こんにちは、ペスケです。

今回は、Proxmoxを入れていたディスクにUbuntu Serverを再インストールしようとしたとき、ストレージ設定でエラーが出て先に進めなかった話をまとめます。

実際に自分もかなりハマってしまって、解決までに2時間くらいかかりました。

もし同じように、

  • Ubuntu Serverのインストール中にディスク関連のエラーが出る
  • wipefs を実行しても Device or resource busy と表示される
  • 以前Proxmoxを入れていたディスクを初期化したい

という状況なら、かなり参考になると思います。
原因は、以前のProxmoxが作成したLVMがアクティブなまま残っていて、ディスクを掴んでいることでした。

起きた現象

今回起きたのは、Ubuntu Serverのインストール中にストレージ設定でエラーが出る症状です。

さらに、シェルに入って wipefs を使っても、以下のように削除できませんでした。

Device or resource busy

この状態は、見た目ではディスクを消せそうに見えても、LVMのボリュームグループがまだ有効なままで、裏でディスクをロックしていることがあります。特に、以前Proxmoxを使っていたディスクだと起こりやすいです。

対処手順

ここからは、実際に自分が行った初期化手順をまとめます。

注意点として、以下の操作は対象ディスクのデータを完全に消します。
別のディスクを指定しないように、/dev/sda なのか /dev/nvme0n1 なのかは必ず確認してから実行してください。

1. インストーラーからシェル画面へ切り替える

Ubuntu Serverのインストーラー画面で、以下を押してシェルに切り替えます。

Ctrl + Alt + F2

2. LVMグループを停止して削除する

まずは、ディスクを掴んでいるLVMを止めます。Proxmoxの標準的なボリュームグループ名は pve になっていることが多いです。

# ボリュームグループ(pve)を非アクティブ化
sudo vgchange -an pve

# LVM情報を強制削除
sudo lvremove -f pve
sudo vgremove -f pve
sudo pvremove -ff /dev/sda3
Code language: PHP (php)

ここでやっているのは、論理ボリューム → ボリュームグループ → 物理ボリューム の順で削除していく流れです。
おまじないだと思ってください笑
これで、Proxmoxの残骸によるロックが外れやすくなります。

3. ディスクシグネチャを削除する

LVMを消したあと、ディスクに残っている識別情報を削除します。

sudo wipefs -a /dev/sda

wipefs は、ファイルシステムやパーティションの署名情報を消すコマンドです。

4. 先頭をゼロ埋めしてパーティション情報を破壊する

それでも認識がおかしい場合は、先頭領域をゼロで上書きします。

# 先頭1GB分をゼロで上書き
sudo dd if=/dev/zero of=/dev/sda bs=1M count=1000
Code language: PHP (php)

これはかなり強力で、パーティションテーブルなどを物理的に潰して、ディスクを“まっさら”に近い状態へ戻すための手順です。

5. カーネルへ変更を反映して確認する

変更を反映したあと、ディスク構成を確認します。

# カーネルにパーティション変更を通知
sudo partprobe /dev/sda

# ディスク単体になっているか確認
lsblk
Code language: PHP (php)

ここで、余計なパーティションやLVMの枝分かれが消えて、対象ディスクだけが見えていればOKです。

6. 再起動してインストールをやり直す

最後に再起動します。

sudo reboot

再起動後、Ubuntu Serverのインストーラーに戻って、通常どおり Use an entire disk を選択すれば進められるはずです。

やってみて思ったこと

今回あらためて思ったのは、Proxmoxは見た目以上にしっかり管理されているということでした。

最初は「Web UIから簡単に触れるし、逆に危ないのかな?」という印象も少しあったのですが、実際にはLVMやストレージの仕組みがきっちり動いていて、雑に消そうとしても簡単には壊れないようになっていたんだなと感じました。

一方で、いろいろな仮想マシンやサービスを動かす予定がないなら、最初からUbuntu Serverを直接入れたほうがシンプルで扱いやすいとも思いました。

まとめ

今回は、Proxmoxの残骸が原因でUbuntu Serverのインストールに失敗する場合の対処法を紹介しました。

ポイントは以下です。

  • ProxmoxのLVMがディスクを掴んでいることがある
  • wipefs だけでは消せない場合がある
  • vgchangelvremovevgremovepvremove でLVMを止めて削除する
  • 最後に wipefsdd でディスクを初期化する

自分はこれでかなり詰まりましたが、同じ症状の人はこの手順で解決できる可能性があります。

同じようにハマっている人の参考になればうれしいです。

※サムネイルはchatgptで生成しています。

ABOUT ME
ペスケ
ペスケ
駆け出しブロガー
静岡県出身現在愛知県に住む30歳 グルメと旅行がとても好きで良く遊びに行きます 2026年は、マリオット・ホテルにたくさん宿泊することが目標です
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